中標津カントリークラブ
根室管内中標津町内でゴルフ場を経営する「中標津カントリークラブ」の債権者が、同カントリークラブの破産を釧路地裁に申し立てていたことが25日分かった。
申請代理人によると、負債総額は約46億8,000万円。破産を申し立てたのは同カントリークラブに貸付債権のある三光商事。(本社、中標津)
同カントリークラブは1980年設立で、ゴルフ場は18ホール、会員数約1,700人。預託金総額は約26億3,000万円。
故松実崇氏ら地元経済人が95年、東京資本の旧経営陣から経営を引き継いだが、それ以前の多額の債務に加え、新たなコース造成が重荷になり、厳しい経営状況が続いていた。
さらに、松実氏の死去(98年)後も社長ポストが空席のままで、預託金の償還期を迎えたことから三光商事は昨年12月20日、ゴルフ場の経営継続は難しいとして破産申し立てに踏み切った。