茜ゴルフ場
ゴルフ場経営の高橋リゾート開発㈱(資本金7,500万円、伊達市北小金町123、代表高橋康秀氏、従業員90名)は2001年12月28日に札幌地裁に自己破産を申請した。
同社は、1989年5月に設立されたゴルフ場の経営会社で伊達市で27ホール、9,985ヤードの「茜ゴルフ場」の運営を手掛けていた。設立後の準備期間を経て、94年9月に茜ゴルフ場をオープンし、95年12月期には年収入高2億4,500万円内外を形状していた。
ゴルフ場の造成開発に際しては金融機関からの借入金に依存していた。
しかし、道内のゴルフ場は顧客獲得競争が激しいうえ、景気低迷の長期化による客足の伸び悩みなどから収入高に進展は見られず、96年12月期の年収入高は2億4,500万円内外にとどまり、借入金負担等からの収入面では赤字基調が続いていた。この間、97年11月にはメーンバンクの拓銀が経営破たんしたことで金融機関からの資金調達力を失ったうえ、集客面でもかげりが見え始め、先行きの見通しが立たなくなったため、今回の措置を取るに至った。
負債は、ゴルフ会員権の預託金45億円内外を含め、90億円内外が見込まれる。